本に学ぶ、お金がなくても豊かにくらす方法。

「さわらちゃんは、お金がなくても幸せね」と母は言いました。

前にも書いたことかもしれません。

私が大学に入る前に、父の仕事がうまく行かなくなって
奨学金とアルバイトで一人暮らしをしていたのですが、
私の暮らしを心配して様子を見に来た母がそう言ったのでした。

その時、私はハイファッションという雑誌を母に見せながら
「このイブサンローランのブラウス見て!
すごくきれいで、こんなのばかり見ていたら、
普通の服はつまらなくて買う気がなくなるけど、
この本見るだけですごい楽しいんだよ」などと熱く語っていました。

私の部屋には、友達にもらった古い大きなスピーカー、
アンプ、レコードプレイヤーがあって、その日は
母が聴いても良いようにビートルズをかけていました。

壁には雑誌の切り抜きをコラージュして
額縁の代わりに真っ赤な毛糸で縁を作ったものを
飾り、私は貧乏でもものすごく充実していました。

そんな学生時代も今も、私は本から学ぶことが多いです。

先日、図書館で吉屋信子さんの本を借りました。

鬼火・底のぬけた柄杓 (講談社文芸文庫)


この本の中に、富田木歩という俳人を取り上げた短編があります。

木歩さんという人は、足が不自由で学校へも行けず家もとても貧乏でした。

が、俳句を読むことが心の支えになり、
彼の俳句によって仲間や友人ができ、
貧しくとも、ある意味ではものすごく豊かに生きた人だと思いました。

貧乏でも魂は高貴だったのだと思います。

日常の、普通の人なら見過ごすような小さな一瞬に
「何か」を感じてそれを表現することができる、
そしてそれに惹きつけられた人が集まって彼を助けてくれました。

私は、新しい本よりも
昔書かれた本のほうが好きなのですが、
そういう本からお金をかけずに自分の
人生をより良いものにするヒントをたくさんもらっているような気がします。

源氏物語なども、一見今の暮らしに関係がないように
思えるけれど、絵や和歌、音楽などを楽しみ、
季節の移り変わりを尊重した暮らしが贅沢だったのだと
思うと、現在は庶民でもそういう暮らしができるのだから
なんて幸せなのだろうと思います。

昔だったら貴族や裕福な一部の人しか
見られなかった絵も、美術館で1,000円程度のお金を
出せば見られるし、

貴重な本も、図書館で予約していくらでも読めます。

ネットがなかった時代、欲しくても手に入らなかったものも
今は簡単に検索して取り寄せることもできます。

お金がないと何もできない、と思う気持ちは
貧しいのだと思います。

足りないのはお金でなく、想像力や向上心、
幸せに気づかない心ではないか、と思ったりします。

応援していただけると嬉しいです☆
にほんブログ村 その他生活ブログ 節約・節約術へ にほんブログ村 その他生活ブログ 家計管理・貯蓄へ にほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへ
スポンサーリンク

参考になったらシェアしてください。

フォローする

スポンサーリンク